Blog : キョウ アス アサッテ

マスターの産地紀行

越智、産地へ立つ。【コロンビア編】その③

2011年12月18日

手前の木も、奥の山の木もほぼ全てコーヒーの木。

手前の木も、奥の山の木もほぼ全てコーヒーの木。

さて、お待たせしました。その③をお送りしたいと思います。

ここで書いておきたい農園があります。アセベドというコロンビアでも標高の高い地域(標高1860メートル前後の所)にその農園はありました。
今回僕が一番心に残った農園です。

今年、見事カップオブエクセレンス(以下COE)で見事準優勝した、ラス・メルセデス農園です。

農園主のエラーディオ・オッサさんは息子と一緒にこの農園で働き、すべての建物や設備を手作りしたそうです。
その設備はコーヒーをおいしくする細やかな工夫がされていて、とても綺麗に管理されていました。

エラーディオさんは長年のリウマチに苦しめられ、病院に通うもなかなか治らず、農園設備や通院のために多額の借金を背負いながら、必死の思いでコーヒーを作り続けたといいます。
その努力が実り、今年のCOEに見事準優勝。そのお金で借金を全て返済し、夜ようやく寝られるようになったとお聞きました。

現在でもリウマチが完治したわけではないそうですが、少しでもいいコーヒーを...と設備に工夫を凝らし、努力し続けていました。
一生懸命説明してくださったので、スペイン語でしたが、その想いは確かに僕には伝わりました。
本当に感動しました。

ラス・メルセデス

ラス・メルセデス

右からエラーディオ・オッサさん、娘さん、息子さん。

右からエラーディオ・オッサさん、娘さん、息子さん。

パルパー(実を剥く機械)と発酵槽(ぬめりを取る水槽)

パルパー(実を剥く機械)と発酵槽(ぬめりを取る水槽)

COE入賞を目指す意欲的な生産者ばかりだとは思うのですが、こういった観点でもCOEは有益な恩恵を授けてくれた素晴らしいプログラムであるということを肌で感じることができた日でした。

こういう生の体験を直接お聞きできる機会は滅多にありませんので、本当に出会い、めぐり合わせに感謝したのでした。

今回、このラス・メルセデス農園は行動を共にさせていただいた丸山さんが実際に落札し、リアルタイムで店舗で販売中でしたので、その熱き想いはひとしおだったに違いありません。

できることなら、ブランチコーヒーでも一度販売してみたい!!と強く思った農園でした。
今後もエラーディオさんの活躍に期待します。

翌朝は、今回の訪問で最初に訪れたサンイシードログループとは別のもう一つの生産者グループ、カフェアンディーノを目指しました。

その④に続く。。。

それではまた!!


発酵槽。たまにかき混ぜる。

発酵槽。たまにかき混ぜる。

パーチメントはきちんとデジタルで温度管理されていた。これも自作。

パーチメントはきちんとデジタルで温度管理されていた。これも自作。

丸山さんも感無量。

丸山さんも感無量。

どんどん質問していきます。

どんどん質問していきます。

(おまけ)きついお酒、ドブレアニスと杉浦さん。

(おまけ)きついお酒、ドブレアニスと杉浦さん。

(おまけ)終始飲まされ、酔っ払う。

(おまけ)終始飲まされ、酔っ払う。

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Blogger Profile

越智雄一郎

  • 名前:越智雄一郎
  • 生年月日:1976年8月29日
  • 出身地:愛媛県西条市(旧東予市)
  • 職業:コーヒーロースター・バリスタ・会社社長
  • 家族:妻・ゆず(柴犬♀推定3歳)
  • 愛車:モーガン +8(1992年製)
  • 座右の銘:一期一会・日々是好日
  • 夢:コーヒーのテーマパークを作り、コーヒー生産者を招待すること。
  • 経営理念:会社を通じ、人に活力や癒しを与え、人の心を豊かにすること。
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