こんにちは。
ピーターバラカンです。もとい、越智です。
偏愛ライナーノーツ第7弾はデヴィッド・ボウイの革新的なアルバムから。
ベルリン時代のブライアン・イーノとの共作。
部屋を暗くして一人で聴きたい、そんなアルバム。
vol.007
David Bowie 『Low』 1977
アメリカでのドラッグ浸けの日々からの脱却を図るためにベルリン入りしたボウイが、ブライアン・イーノと共に創り上げた実験的作品。
後半はすべてインストで、実はここが聴きどころ満載。
先鋭的な内容のため、レコード会社の上層部は困惑したようだが、商業的にも全英2位、全米11位と成功を収める。
後に「ベルリン三部作」と呼ばれることになる作品群の第1弾。
いわゆるB面の『Warszawa』から始まるインストは空間の広がりと実験的なサウンドが素晴らしく、イーノの世界が堪能できる。