こんにちは。
ピーターバラカンです。もとい、越智です。
第4回にしてコーナー名を『偏愛ライナーノーツ。』に変更しました。
同じく箸休め的につらつらと書いていこうと思っております。またしばしお付き合いください。。
既にお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、スタッフ皆で協力しながらブログを毎日更新するようになりました。
HPをリニューアルした際「毎日更新するぞ!」と勢い任せで発言した時、スタッフの皆は「(え、ほんとか?)(どうなることやら。)」という顔をしていましたが、継続は力。習慣はいいですね。僕も皆も慣れてそれぞれ楽しんでいるようです。
お客様からも度々「blog見てます。」とお声かけをいただくようで、とてもうれしいです。
vol.004
Sly & The Family Stone『暴動』1971
大学生の頃、名盤と謳われるこのアルバムを手にして一度聴いたきり、何故かあまり進んで聴いてきませんでしたが、大人になるにつれて(?)じわじわとはまり込んでいったアルバム。
黒人差別がまだ色濃く残る中、白人、黒人が入り乱れるバンド構成も今考えると斬新。
フロントマンのスライは『このアルバム・ジャケットは「すべての人種の人々」を意味しており、黒は色の欠如、白はすべての色の混合、そして赤はあらゆる人に等しく流れる血の色を表している。』と説明しているとのこと。
アルバムのサウンドもウッドストック後の混沌としたアメリカあるいはミュージックシーンを反映し、およそ暗めの重いサウンド。その重いサウンドが60年台の明るい希望に満ちた時代とは変わり、70年台の暗い時代の訪れを感じさせます。
名曲である4.Family Affairはゆるくもあり、タイトな曲で素晴らしく、12.Thank You For Talking To Me Africaはスローなファンクナンバーですが、おそらく1発録りのベースラインの生々しさが特にいいです。