生産者に会うたびに、最終的には人が、足が、手が動いてはじめて生産物として成り立つことがわかるし、機械を動かすのもまた人だ。当たり前だけれど、さまざまな要因で人手が足りなかったり、天候等イレギュラーなことに左右されたりするので、できる時にコツコツやっていくしかないのが農業。

私たちのカフェやビーンショップでの仕事もやっぱり人がいないとできないし、人と人とで時間を過ごしてもらったり、スタッフとお話して豆を買っていただいたりと、地元に根ざして自然に人が集まるような場所になるのが目的と思ってお店を開けています。毎日一人でも常連さまになってもらえるようにとの想いでコツコツです。

求人しても集まらないと言われて久しいけれど、何となく諦めたくない。「QRコードからどうぞ」ではなくて、お顔を合わせてご注文を聞きたいし、お話しながらコーヒー豆をおすすめしたいし、最後のレジだって「ありがとうございます」と元気に言いたいので、夏でも暑苦しく出来る限り今のスタイルを継続したいのです。たとえ求人が叶わず、規模が縮小したとしてもスタイルだけは変えずに。

今日は時代に逆行した頑固なお話をお届けしてみました。考えたらうちはアナログだらけ、逆行だらけなのかもしれないな…ま、まぁええがい。ではでは、良い週末を。