BRANCH COFFEE|ブランチコーヒー

JOURNAL

すこしの期待。

晴れのあまりない英国では、なぜか空の見える車を作ろうとする。いつ雨が降りだしてもおかしくないのに屋根を開けて走る。合理的ではないけど素敵だ。

 

「晴れたらもっと気持ちいいだろうな⋯」 という期待をもってあえて。

 

コーヒーもすこし似ている。忙しい朝に、お湯を沸かして  豆を挽いて  ゆっくり淹れる。時間でいうと非効率なことを、挽いたときの香りや最初の一口で何かが変わるかもしれない感覚に期待して。

 

「あぁ、いい香り⋯」 色々あるけど  何か今日はいいことありそう。

 

曇りの日のコーヒーはいつもより美味しい気がするのは僕だけだろうか。曇りの日は英国のオープンカーのことを思い出してしまう。あれはきっと日々のすこしの期待を体現しているのだ。コーヒーもまた、そのための小さなオープンカーみたいなものなのかもしれないね。

 

ではでは、皆さまごきげんよう。

 

[イギリス  グレート・マルヴァーン、ピッカースレイロードにあるモーガン社にて。]