アデレードより。
20240620
オーストラリアのアデレードから同い歳の旧友が里帰りしている。彼は中学時代からレコード収集をしていて、松山のクラブでDJをするような一風変わったませたやつで、ロックやブルースばかり聞いていた僕にハウスミュージックという大人の音楽を教えてくれたり、かなり影響を受けた。20年くらい会ってないので昔話に花が咲いた。彼はオーストラリアで約50店舗を構える大きなお寿司の会社のマネージャーとして活躍している。
色々話をしていると、日本が抱える経済の問題や雇用の問題など、オーストラリアもあまり変わらないのに驚いた。[ただ、時給は高かった。最低2500円!]やはり世界広しと言えども世代ごとに色々な考え方がある。良し悪しではなくて、単純にものの見方の変革の歴史なんだと思うようにしている。彼と「1976年生まれの我々は、わりといい時代の経験がない世代よね。」とか言い合いながらも、今のところ戦争もないし、結果タフになったし恵まれているけどね、と着地。
彼もコーヒーは毎日飲むという。気になることを言っていた。「オーストラリアの人は上げる時にコーヒーを飲む。皆コーヒーを飲んだら上がることがわかっている。カフェインは一発でアクティブになる。」 はっ!とした。そうか…僕はこうして綴ってみても、セミナーなどで話をしても「やっぱりコーヒーは癒やされますよねぇ。」というニュアンスの言い方や発想しかしてこなかったなぁ、と思った。もちろんそういった側面もあるけれど、考えてみると両面ある。
コーヒーの仕事は大変だけど実に素晴らしい!と改めて。
[写真はメルボルンのPatricia Coffee Brewersにて。]