パッケージが新しくなり、少しずつ自分たちにも馴染んできたところです。お店の随所にまだ昔の名残はあるのですが、気がついたところから徐々にリニューアルしていっています。

シングルオリジンのコーヒー豆のパッケージに01,02,03とナンバリングを施していて、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、こちらの説明をしていなかったので少しお付き合いください。

コーヒー豆は、年に一度（生産国によっては二度）収穫され、ウォッシュト、ナチュラル、ハニーなどと処理方法が分かれて出荷されます。同じ農園、同じ木でも、その年の気候変動等により仕上がりに差異があるところ等はワインの世界と似ていて、同じ味わいのロットは二度とない一期一会なもの。ゆえに記録に残しておこう、という取り組みです。

したがって、一年でナンバリングはリセットされ、また来年2025年の一月に01から始まるアーカイブが始まるのですが、もし同じ農園、品種が登場したとしてもきっと味わいは異なって表示されていると思います。毎年味わいが発表されるボージョレ・ヌーボーとも似ていますね。それがスペシャルティコーヒーの醍醐味であり、焙煎する私たちでさえ楽しみにしているところです。

またとない味わいの記憶を記録に残す。儚くもある思い出もコーヒーの楽しみのひとつとなるのです。

アーカイブページはオンラインストアよりいつでもご覧いただけます。

■2024 Archives ［2024年シングルオリジンアーカイブページ］