BRANCH COFFEE|ブランチコーヒー

JOURNAL

コーヒーという窓。

コーヒー豆を選ぶこと。それはある意味ウィンドウショッピングに近いかもしれません。僕は今日、ノートパソコンを入れるバッグを探すために、とあるセレクトショップに。どれも一長一短あり、悩んで決めきれずお店をあとに。どれもメーカーが企画して素材を調達し、きちんと縫製して売っているし、どれも使えば良いはずですが、自分に馴染むか、気に入るかどうかはまた別問題であるから…軽さを重視しているもの、耐久性を重視しているもの、デザインを重視しているもの。どれも兼ね備えるのはスポーツカーとトラックが同じクルマでないように難しいのであります。

 

ということで、BRANCH COFFEEのコーヒーも、ああでもない、こうでもないとテストしながら焙煎したりブレンドしたりしていますが、そのあたりをわかりやすくズバリ書きたくなり書いています。焙煎においては素材の良し悪しや鮮度は変わることはありませんが、コントロールは出来ます。ここで言うコントロールとは[どれくらいの期間美味しく飲める焙煎か]です。できれば2ヶ月は美味しく飲めるように(豆のまま保存の場合)と焼いています。過ぎたるは及ばざるが如しと言いますが、過ぎたところ、つまりわざと失敗したところに発見があり、正解がわかることが多々あります。クルマで言うと[このコーナーは◯キロで曲がれなかったから◯キロで曲がろう(危ない!)]といった具合に。さらに気温や湿度の変数が加わりますので、攻略本もYouTubeも役立たずです。日々の変化を見逃さず、次の日の焙煎に活かすのが最大の攻略法と言えます。

 

あとは、なにで淹れても美味しく淹れられなければいけないとの想いでブレンドコーヒーを創ります。シングルオリジンは、それぞれの特徴がダイレクトに出て欲しいのでフレンチプレスがおすすめです。今日のバッグは高価で決めきれませんでしたが、コーヒーは比較的安価なので、ぜひ色々な窓を覗いて実際に体験してみてほしいと思います。